ITpro EXPO 2008 Autumnのサイバネットテクノロジのブースでは,2台のプロジェクタを使って映像を投影するデモを実施している(写真1,写真2)。これは,同社が開発した一つの映像ソースを複数のプロジェクタで表示する「Cyber Screen」という技術を利用したもの。
同技術の最大の特徴は,映像が重なり合って明るく見える部分の輝度を補正できることである。これにより,複数のプロジェクタで投影しても,まるで一つのプロジェクタで投影しているように見せることができる。さらに,球面や円柱などの特殊な形状のスクリーンへの投影を可能にする映像補正技術も搭載されているという。 Cyber Screenを利用するメリットは,比較的安価な小型プロジェクタを複数台使って,ハイビジョンなど解像度の高い映像を投影できること。また技術的には,最大8台までのプロジェクタをコントロールできるため,超横長あるいは超縦長のスクリーンにも映像を投影することが可能だという。 |