2009年10月 WEB会議システムのバージョンアップ
についてプレスリリースいたしました

3つのオンリーワン機能を持つWEB会議システム-WEB会議システムがバージョンアップで大幅機能アップ-
サイバネットテクノロジ株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役:菊地 哲郎、以下サイバネット)は、このたび低速の通信回線でも高品質な音声と画像でコミュニケーションが図れると好評を得ているPCベースの「WEB会議システムのバージョンアップを行い、大幅な機能アップを実施しました。この結果、WEB会議システムは安価ながら3つのオンリーワン機能を具備するハイパフォーマンスWEB会議システムとなりました。

■WEB会議システムの3つのオンリーワン機能
1、 フル・ハイビジョンマルチカメラ機能
従来のWEB会議システムは1台のカメラしか使用できなかったが、現在はフル・ハイビジョンカメラや高画素USBカメラなどを最大16台まで接続できる。もちろんこれらの映像は同時に会議に流すことができる。この機能は以下のような用途などでの活用が想定される。
● 簡易テレプレゼンス ( パソコンで安価にテレプレゼンス )
4台のフル・ハイビジョンカメラまたは高画素USBカメラで会議室を分割して捉え、WEB会議システムの4マルチスクリーン機能で伝送する。相手側ではこれを4つのスクリーンに表示するが、スクリーンに弊社の別製品( サイバネットスクリーン )を使えば枠のないシームレスで連続した1つの大画面として表示できる。パソコンで安価に(簡易)テレプレゼンスが実現できる。
● 通常の会議
会議室全体を映すフル・ハイビジョンカメラ、発言者を追う遠隔制御可能なPTZカメラ、白板の手書き文字などを映す高画素USBカメラの3つの映像を同時にリアルタイムに参加者全員に流すことができる。カメラはUSB接続、IEEE1394接続、キャプチャボード接続などを混在で使用できる。
● 特殊な用途
変わった用途の一例として、弊社の別製品であるメッシュ無線システム( MSRシリーズ )と組み合わせれば建築現場など人が入りにくく有線LANもない場所からでもリレー方式の安定した無線通信により複数カメラによる複数角度の高精細度映像での監視が容易に実現できる。カメラとクライアントPC間も無線にすればさらに活動範囲を拡大できる。
2、 4マルチスクリーン機能
会議などでもっと別のスクリーンがあればと思うことがあるが、WEB会議システムは4つのスクリーンを活用する4マルチスクリーン機能を具備している。これらのスクリーンには拠点の映像音声、データ共有の画像、ビデオ共有でストリーミング配信しているビデオなどを単独または混在で任意のスクリーンに表示できる。これらの内容はドラッグ&ドロップで簡単にスクリーン間を移動させることができる。
3、 マルチスクリーン・レコーディング機能
WEB会議システムは4マルチスクリーン全部を一括で録画するマルチスクリーン・レコーディング機能を持つ。これは同期が取れているので、会議本番中に見逃したデータ共有のパワーポイント画像を会議進行を再現しながら確認するというような使い方もできる。モニタが1台の場合は見たいスクリーンを選択して表示させることができる。
上記、3つのオンリーワン機能は全て標準で提供される。

■その他の追加機能、強化機能
1、 フル・ハイビジョンのサポート
従来、WEB会議システムが扱える解像度は最大4CIF (704×576)であったが、今回これを大幅に拡張しフル・ハイビジョン(1920×1080)に対応した。HDMI出力のある家庭用のハイビジョンビデオカメラや業務用のハイビジョンカメラを接続してフル・ハイビジョン映像を扱うことが可能となった。
さらに、フル・ハイビジョンではないが最近低価格化している200万画素以上の高画素USBカメラを接続すれば最大1600×1200の解像度(UXGA)の映像を取り込むこともできる。 用途としては医療現場での映像配信、会議、講習、学校間交流などの教育現場、遠隔監視、リモート保守などで従来製品よりも極めて安価にハイビジョン化が可能となる。
2、 デスクトップ共有機能の強化
デスクトップ共有機能は、会議参加者のデスクトップを全員で共有する機能。閲覧するだけではなく、権限を得てファイルの加工・修正も可能。対象アプリケーションの制限は無く、HTTP-Proxyなどを経由しても極めてスムーズに操作できることを特徴としている。
今回この機能を大幅に強化し、CADの極めて複雑なキーボード+マウス操作でも完全にリモートのキーボード+マウスからの操作を可能とした。
これに加えて、画面更新時等に流れる大量のデータを与えられた帯域に納めるため、H.264、H.263コーデックで圧縮している。さらに、これでも帯域の制限を受けるような場合にはデータ量の上限を抑えるリミッタ機能も提供している。
3、 サーバソフトの日本語化
従来、サーバソフトの言語は英語であったが、今回日本語化した。これによりクライアントソフト、録画再生ソフト、サーバソフトの全てが日本語対応となった。
4、 映像・音声の強化
従来からWEB会議システムの映像・音声は狭帯域でも高品質を確保しているが、コーデックをさらにチューニングし、画質の向上と音質の向上を実現した。特に音声は、デスクトップ共有時などPCや帯域に大きな負荷がかかる時でも大幅に”音切れ”の発生を抑えた。

■上記以外のAVCONの主な機能)
1、 分散システムによる障害対策と容易な拡張性 ( 最大ユーザ数は無制限 )
階層構造によるサーバーの分散配置で、負荷分散と障害対策、中継線のトラフィックの大幅削減を実現し、パフォーマンスや信頼性の向上と経済的な通信コストの実現が可能。
2、 HTTP-Proxy、NAT、Firewall対応
クライアント側に、HTTP Proxy、ファイヤーウォール、NATなどでガードされた企業内イントラネットからもスループットを落とすことなくインターネットの利用が可能。
3、 ビデオ共有機能 ( ストリーミング機能 )
会議で拠点映像と同様にあらかじめ用意した映像ファイルを流すことができる。扱えるファイル形式は、MPEG、WMV、WMV-HD、Div-X、AVIなど。

<本件に関するお問い合わせ先>
サイバネツトシステムズ株式会社 山浦 史雄、菊地 匠
電話:03-3820-3586(代)  E-mail:avcon@springcyber.com